栄養士と住民が相談して考えた栄養改善メニューを食べる子どもたち |
栄養士の指導を受けた住民が健康診断を行って、子どもたちの発育状況を調べる |
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65人の子どもの栄養改善を行いました
2010年1月から、栄養士の指導のもと住民20名が中心となって栄養の知識などを地域内に広めているベト村。まず、住民たちは地域の家を一軒一軒まわり、栄養改善を行っていく対象となる、0〜5歳の栄養不良の子ども65人を特定しました。
4月からは、2〜3ヵ月に1回のペースで対象の子どもとお母さんたちに集まってもらい、栄養士と住民たちが一緒に考えた朝食、昼食、おやつ、夕食の栄養改善メニューを提供しています。食事の合間には、住民たちがお母さんたちに栄養バランスのとれた献立のつくり方を指導しているほか、母乳や離乳食の役割など、家庭での栄養管理についても教えています。
お母さんたちからは、「以前と比べて、子どもが元気に走り回るようになって、病気にかかりにくくなりました」、「子どもの肌につやが出てきてなめらかになったと感じます」など、子どもの変化を喜ぶ声が聞かれています。また毎回行っている健診では、回を重ねるごとに、ほとんどの子どもたちが標準の身長体重に戻りつつあります。
2011年4月の健診で栄養不良から回復したと確認できた子どもたちの栄養改善は、いったん終了します。5月からは、地域内の別の栄養不良の子どもを特定して、栄養改善を行っていく予定です。
各国の支援レポート >>
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