|
カブンバ区カブブ区でも有機果樹栽培を指導
女性と子どもの栄養改善が期待されます
2008年7月にワキソ県カブンバ区で140世帯に、10月にはカブブ区で120世帯の女性に2日間の研修を行い、苗木の植え方や接木の方法、有機肥料づくりなどを指導しました。その後、女性たちは配布されたマンゴー、アボカド、オレンジの苗木合計5460本をそれぞれ自分の土地に植えました。
10〜12月には、接木部分が強風のために折れる、病害虫が発生する、雨が多すぎて苗木が枯れるなどの被害が出ましたが、HFWが薬用植物ニームの農薬を配布し、畑に排水用の溝を掘ることや果樹に添え木するよう助言することで、最小限の被害にとどめました。現在はHFW職員が定期的に女性たちの畑を訪れ、枯草で畑の表面を覆って雑草を抑え病害を防ぐ「マルチング」、小さな穴をあけたビニール袋などを苗木のそばにつるして根の周辺に少しずつ水を与える「点滴灌漑」などの技術指導を行っています。点滴灌漑は、2007年度にルグジ区の女性たちが工夫して成果を得た方法です。
2〜3年後、果実をつけ始めるころには、収穫された果実を食べることで女性や家族の栄養状態を改善できるほか、1世帯あたり年間約2300ドルの収入増が見込まれます。
各国の支援レポート >>
|